子どもの「挑戦」と「自分で身体を整える力」を支える――12年目のジュニアサマーキャンプ帯同

7月27〜30日に苗場、8月6〜9日に御殿場で開催された、クーバー・コーチングのジュニアサマーキャンプに、弊社トレーナーが帯同しました。今年で12年目となる取り組みです。
12年目を迎えた今も、現場には新たな気づきがあります。
同じ学年でも、身体の大きさや動きの習熟度には大きな違いがあります。学年に応じた練習計画を土台にしながら、目の前の子どもに合わせて課題や声掛けを調整する。コーチの皆さまの実践は、トレーナーとしても多くの気づきをもらえます。
初日の夜には、頭と身体を同時に使うライフキネティックのプログラムが行われました。楽しさのある課題に、初対面の子どもたちが一緒に取り組む様子が印象的でした。
一方、ラインを使ったトレーニングでは、動作中に膝が大きく内側へ入る場面も見られました。「課題ができたか」だけでなく、「どのように身体を使っているか」まで見ることの大切さを再認識しました。手足と体幹が連動し、スムーズに動く子もいれば、課題をこなそうとして姿勢が大きく崩れる子。楽しさや挑戦を大切にしながら、難易度がその子に合っているか、無理な動きが出ていないかを見極めるコーチ。観察と調整において、コーチとトレーナーが共有したい視点でもあると思います。
今回のキャンプでは、トレーナーセッションの時間も設けていただき、コンディション管理やトレーニング、ストレッチなどを指導いたしました。プレウォーミングアップを実施する中では動きを覚えることから始め、「止まる」動作を通して苦手な動きや左右差に気づき、ポイントを確認。その後はボールを持った動作へ進み、最後にはペアで互いの動きの確認。大切なのは、教えられた動きを繰り返すだけでなく、子どもたち自身が「自分の身体はどう動いているのか」を考えることです。
食事やセルフケアの場面にも、うれしい変化がありました。帯同した松岡トレーナーの報告では、食事前に栄養についてのショートレクチャーを実施したところ、食事量や野菜を取ることへの意識に変化が見られ、「これで何点ですか?」と、自分で選んだ食事を見せに来る子もいました。
また、サッカーボールを使ったセルフケアを紹介すると、翌日の練習前に自主的に実践する姿も見られました。伝えたことが、子どもたち自身の行動につながる。こうした小さな変化に、サマーキャンプ(合宿)という生活を共にする場ならではの価値を感じます。
スポーツ現場で帯同する際に、指導者の方々のアプローチは大変学びの大きいものであります。今回のキャンプにおいてもコーチのレクチャーを受講できたことは、子どもたちへの声掛けや対応の方向性を共有する貴重な機会となりました。立場が違いますが、「選手の成長」においての視点を持ち寄ることで、子どもたちの挑戦を支える関わりが、より充実させられると感じました。
もっとも大切なことは安全に過ごせる環境づくりです。暑さ指数(WBGT)の確認をはじめ、飲水・休憩環境、AEDの設置場所や緊急時の避難先、食物アレルギーへの対応になります。キャンプを通じて、大きな事故や熱中症の発生なく終えることができましたが、一方で、水分補給や体重記録の管理方法など、さらに改善できる点も見えてきました。無事に終えた経験を、次の安全とより良い指導につなげていければと思います。
弊社はこれからも、子どもたちが安心してサッカーに取り組める環境を支えるとともに、自分の身体に関心を持ち、自ら整える力を育むサポートを続けてまいります。
クーバー・コーチングの皆さま、関係者の皆さま、そして一緒に取り組んでくれた子どもたちに、心より感謝申し上げます。




